無人航空機登録講習機関、管理者研修・講師研修の実施について気になる疑問

無人航空機登録講習機関は、監査の際、管理者研修、講師研修の実施についてチェックされます。

研修の内容については、「登録講習機関の教育の内容の基準等を定める告示」に示された「登録講習機関管理者に対する研修の内容及び方法の基準」講師に対する研修の内容及び方法の基準」に沿って実施しなければなりません。

講師に関しては、講師に登録する時はもちろん、前回の研修から3年経過したときも、再度受講しなければなりません。

研修時間は、一等講師で14時間、二等講師で10時間と、かなりの時間の研修が必要となります。

また、無人航空機の知識だけでなく「講師の服装及び心構え」という項目もあり、各スクールどのような内容で研修すれば良いか?頭を悩ませるケールも多いと思われます。

また、修了審査要領の確認など、日頃の業務を適切に行うために必要な研修ですので、スクールの質向上のためにも、講師によって言っていることが違う、審査の何度が違う、と言ったことのないよう、しっかり研修を通じて確認したいものですね。

さて、こちらの管理者研修、講師研修における疑問について、以下まとめます。

(DIPS「よくある質問」より)

疑問1

登録講習機関で講師を行う者はいつ、どこで、どのような講習を受ける必要があるのか。

回答

「いつ」については、講習事務を開始する前に登録講習機関が行う講師研修を受講する必要があります。

また、研修終了後、3年経過した場合にも同様の研修を受講する必要があります。(登録講習機関の教育の内容の基準等を定める告示第2条第2項のとおり)

「どこで」については登録講習機関によって異なります。

「どのような」については同告示の別表第五の内容を網羅した研修を登録講習機関が用意することを想定しています。

疑問2

登録申請における「講師」について、Aという講習事務所にて登録申請を行い、登録講習機関の研修を受けた講師が、Bという講習事務所にて登録申請を行う際に、登録講習機関の研修を再度受ける必要はあるか。それとも、同一の登録講習機関内であれば、講習機関の講師研修の受講は必要なく、登録の変更申請を行えばよいという扱いになるか。

回答

講師の研修は各登録講習機関で実施していただくこととしております。

研修内容が違う内容でしたら、改めて受講いただく必要がある認識です。

一方、研修内容が同一であれば別事務所で研修を行った確証の書類とBの講習機関の代表者の一筆(研修内容が同一であること)を提出して頂ければ研修の受講は不要で登録の変更申請を行えばよいことと致します。

 

つまり、同じ研修内容の登録講習機関内での複数(異動)登録の場合、再度の受講は不要

しかし、違う登録講習機関での複数(異動)登録の場合、各登録講習機関での講師研修の受講が必要、ということになります。

疑問3

「講師等の条件」のうち二等のみを満たしている者が、将来的に一等の講師並びに修了審査員になることを想定し、二等ではなく一等の講師並びに修了審査員の研修を受講することは可能か。

回答

修了審査員研修については、一等の講師の条件を満たしていない者は一等の講師ではなく、一等の修了審査員候補とはならないため受講出来ません。

また、講師の条件を満たす前に研修を受けた場合、極論何年も前に受けた研修を講師の研修として認めることはできないことから、講師の条件を満たした後に講師研修を受講することにしております。

疑問4

二等の講師研修を規定の10時間で実施した。後日、同じ人物が一等の講師に登録をしたため、一等の講師研修を改めて実施する場合の講習時間はどちらか。
①一等の規定時間である14時間全て実施する
② 実施済みの10時間を除いて4時間のみ実施する。

回答

当該10時間の講師研修の内容が一等と二等で違いがないのであれば、②で問題ございません。

疑問5

管理者が管理者研修を受けたという証明のために 記録を残すようにするほうが望ましいのか?

回答

管理者研修の実施記録は、監査時に確認されます。そのため、管理者研修の実施記録を残してください。

疑問6

管理者が講師を兼任している場合、講師研修の講師役は誰がやればよいか。

回答

管理者が適切と認める者が実施いただければ問題ございません。

DIPSに上記のような記載があります。

実際に管理者研修・講師研修を実施しようとした際、どのような内容で実施するのか?

カリキュラムの作成が一番大変かと思われます。

また、教材作成も各スクールで行うのは、大変な労力を要します。

そこで、ドローン総合コンサルティングのeラーニングをお勧めします。

バウンダリ行政書士法人監修、国土交通省監査基準対応ですので、安心してご受講いただけます。

日々の講習を行う中で、講師全員集めて研修をするとなると、講習を休みにする必要がある、講師のシフトの調整が大変・・など、ご苦労も多いことと思われます。

eラーニングですと、各講師の都合の良い時間に受講ができますので、スクールとしての負担は極力少なく実施ができると言えます。

また、管理者研修と講師研修の内容がリンクしていますので、非常に実務に役立つ研修となっています。

研修の履歴もしっかり残りますので、監査の時も安心です。

バウンダリ行政書士法人での監査を受けていらっしゃるスクール様は、資料提出の手間も省けますので、さらに監査における作業の簡素化が図れるのも大きなメリットです。

講習機関としての義務である管理者研修、講師研修をしっかり告示に沿った内容で実施し、監査の時に慌てないよう準備しておきましょう!!

 

 

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